日本という国
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09920㌢~30㌢ぐらいに育つ。秋に産卵すると衰弱し、海に帰って一生を終える。 生まれて1年以内に死ぬ魚を「年魚」と呼び、鮎の別名になっている。 鮎釣りは6月1日前後に解禁になる。 「飛ぶ鮎の 底に雲ゆく 流かな」(上島 鬼貫) ・麦ばく秋しゅう-麦の秋 麦は黄色に熟した初夏に収穫する。この時期を「麦秋・麦の秋」という。 「麦秋や 子を負ひながら いわし売り」(小林 一茶) 「麦秋や 蛇と戦ふ 寺の猫」(村上 鬼城) ・梅雨つゆ・ばいう 梅の実が熟する頃に降る長雨をいう。「梅雨」ともいう。 「梅雨入り・入梅」は6月上旬。約一カ月、じめじめした雨の日が多く、湿度が高い日が続く。梅雨に入っても雨が降らないのは「空から梅つ雨ゆ」という。 「入梅や 蟹かけ歩く 大座敷」(小林 一茶) ・紫陽花あじさい 小さな花がたくさん集まって「手まり」のように大きく咲く。 青、白、紫、薄い赤など。 色が青から紫に変化するので「アジサイの花は七変化」と言われる。 花が少ない梅雨に咲く紫陽花の美しさは格別だ。 「紫陽花に 雨きらきらと 蝿とべり」(飯いい田だ 蛇だ笏こつ) ・五月雨さみだれ 旧暦の5月、今の6月頃に降る長雨のこと。 「五月雨を あつめて早し 最も上がみ川がわ」(松尾 芭蕉) (注・最上川=日本海に流れる山形県の川〉 ・蛍 水辺に住む昆虫。夜間、お尻で青白い神秘な光を点滅する。 きれいな小川が少なくなったので、子供たちが小川の周りを光りながら飛び交う蛍を追いかける光景は、あまり見られない。

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