日本という国
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100 「草の葉を 落つるより飛ぶ 蛍かな」(松尾 芭蕉) 「一命に 長短はなし 蛍の夜」(長谷はせ川がわ 秋あき子こ) ・蟹 川辺や磯で見られる甲殻類。梅雨時から「夏」にかけて活動する。 穴に入ろうとして、はさみを高く掲げて素早く横走りする姿はユーモラスだ。 「親蟹の 子蟹誘うて 穴に入る」(高浜 虚子) ・鵜う飼かい 川で、鵜に鮎を捕らせる漁法のこと。舟の上で「かがり火」を焚いて、鵜に鮎を丸呑みさせた後、鮎を吐き出させる。鵜は首が長く、捕った鮎を喉に貯えておくことが出来る。鵜飼を職業としている人を鵜う匠しょうという。 岐阜県の長良川の鵜飼が全国的に有名だ。 「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」(松尾 芭蕉) ・ほととぎす(不如帰・時鳥) 初夏に日本にやってくる渡り鳥。俳句や詩歌に詠まれる。 鳴き声が「テッペンカケタカ」と聞こえる。 自分で巣を作らず、卵を鶯うぐいすなどの巣に産んで育ててもらう「托卵たくらん」という習性がある。 「ほととぎす 大竹藪を もる月夜」(松尾 芭蕉)

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