日本という国
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102・朝顔 朝、ラッパ状の花が開き、昼にしぼむ「夏」の花。 7月7日前後の三日間、東京都台東区入いり谷やの鬼き子し母ぼ神じん境内けいだいを中心に鉢植えの朝顔を売る「朝顔市」が有名だ。 「朝顔に 釣瓶とられて もらひ水」(加賀かがの 千ち代よ女じょ) ・祇ぎ園おん祭まつり 7月1日から一カ月、京都市の八坂神社で行われる祭。 「宵山」と「山やま鉾ぼこ巡行」が行われる16日と17日が賑わう。 絢爛豪華な「山鉾」が、暑い「夏」の京都市内を賑やかに巡る。 「京都祇園祭の山鉾」は、2009年9月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の「無形文化遺産」の代表リストに登録された。 ・海うみの日 7月の第3月曜日。「海の恩恵おんけいに感謝するとともに、海かい洋よう国こく日本の繁栄を願う」国民の祝日。 ・土用 「土用」と言えば夏の土用が一般的だ。7月20日頃が「土用の入り」。 最も暑い時期に、元気をつけるために、脂がのった栄養のある鰻の「蒲かば焼やきき」を食べることが多い。 重箱にご飯を入れて、その上に蒲焼きをのせた「鰻重」や、丼のご飯に蒲焼きをのせた「鰻丼」が人気だ。 ・虫むし干ぼし 土用の頃の晴天続きの日に、衣類、書画、道具などの湿気を取り、カビや虫の害を防ぐために太陽に干して風に当てることをいう。 特に、書物の虫干しを「曝書」という。 「なき人の 小袖も今や 土用干し」(松尾 芭蕉) ・夏痩やせ 暑さに弱い人が、「夏」になると食欲がなくなり、体重が減ること。 「夏痩せて 腕は鉄棒より 重し」(川端 茅舎)

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