日本という国
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105・冷ひや奴やっこ 水や氷で冷やした豆腐。 小さく四角に切って、醤油と生姜、紫蘇、鰹節の「薬味」で食べる。 冷たくて淡白な味が好まれる。 「舌にふと その冷えまこと 冷奴」(高たか浜はま 年とし尾お) ・ところてん(心太ところてん) 紅色の海藻・天草を煮て、どろどろに溶かして型に入れて固めた食品。 細長い木箱に入れて小さい穴から突き出して紐状にする。 水で冷やして、酢醤油と辛子や蜂蜜などをつけて食べる。涼りょう味み満点だ。 天草の別名「心太(こころぶと)」を「ココロテイ」と読んだことから、「ところてん」の名が付いた。 「後から押されて、何の苦労もなく、自然に前に進む」状態を「ところてん式」という。 「清滝の 水汲みよせて ところてん」(松尾 芭蕉) ・風鈴ふうりん 軒先や窓につるして、風が吹くと「チリン、チリ~ン」と、涼しげな音色を出す。鉄、ガラス、陶器製などがあり、形は釣鐘型、壺型など。短冊や重りを下げる。 ・お盆-盂う蘭ら盆ぼん 8月13日から15日を中心に行われる仏教行事。東京など都会では7月。 仏壇や墓に線香や花、水、果物、お菓子を供えて、亡くなった人たちの冥福を祈り、霊を慰める。働いている人は「お盆休み」で帰省し、墓参りをして先祖の霊を慰める。 「盂蘭盆や 無縁の墓に 鳴く蛙」(正岡 子規) ・阿あ波わ踊おどり 8月12日から15日まで、徳とく島しま県けん徳とく島しま市しで行われる。 浴衣を着た老ろう若にゃく男なん女にょが三味線、太鼓、笛などに合わせて踊り回る。 独特の手の振りと、膝ひざを少し曲げた足取りがユーモラスだ。 「踊る阿呆に、見る阿呆、同じ阿呆なら、踊らにゃ損々」と、歌われる。 ・終戦記念日 日本は1945年(昭和20年)の8月14日、ポツダム宣言を受諾し無条件降伏した。第二次世界大戦に終止符が打たれた。次の日の「8月15日」が、「戦争の過ちを繰り返さず、平和への誓いを新たにする」ための終戦記念日だ。

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