日本という国
117/235

113・羽は子ご板いた-羽子板市 正月に、女の子たちが「羽子板」で「羽根」を突き合って遊ぶのが羽子板。 黒く堅いムクロジの実に、小さい鶏の羽を数枚差し込んで「羽根」を作る。 「羽子板」は長方形の板。「羽子板」には、有名な俳優や歌舞伎役者、スポーツ選手を、綿やきれいな布で作った立体感のある「押し絵」を貼り付ける。飾り物として人気がある。 12月17日から3日間、東京・浅草の浅せん草そう寺じで開かれる「羽子板市」が有名。 「羽子板の 役者の顔は みな長し」(山口 青せい邨そん) ・日ひ向なたぼこ(日向ぼっこ) 家の縁えん側がわやベランダ、公園などで、「冬」の日光を浴びて温まること。 「うとうとと 生死の外や 日向ぼこ」(村上 鬼城) ・焚火たきび 暖を取るため、家の庭などで落ち葉や枯れ木を燃やすこと。「冬」の風物詩。 ・冬至 12月22、23日頃。一年中で昼の時間が最も短い。 この日、柚子ゆず湯ゆに入ったり、南瓜かぼちゃや「こんにゃく」を食べると、風邪を引かないと言われる。 ・鍋物 【寄せ鍋】 「冬」の食卓に欠かせないのが「寄せ鍋」などの鍋物だ。 「寄鍋や たそがれ頃の 雪もよひ」(杉すぎ田た 久ひさ女じょ) 【おでん】 大根やこんにゃく、竹ちく輪わ、卵などを煮込んだもの。冬の定番料理だ。 「おでん」の名は、串刺しにした豆腐を焼いて味噌を付けた「田楽でんがく」から。 「おでん酒 わが家に 帰り難きかな」(村むら山やま 古こ郷きょう) 【湯ゆ豆どう腐ふ】 豆腐を鍋に入れ、昆こん布ぶと一緒に煮て熱くする。 醤油と刻んだねぎ、鰹かつお節ぶしなどで食べる。

元のページ 

page 117

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です