日本という国
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131※ 取り合わせ 「茶道」では、吟ぎん味みされた茶の道具の「取り合わせ」の妙味が重視される。茶の道具の調和が重要だ。 ※ 掛け物 茶室の「床の間」に飾る掛け軸を「掛け物」という。 中国や日本の禅僧の書や水すい墨ぼく画が、有名な茶人たちの書や、和歌の書などが飾られる。 ※ 花 「野に咲く花のように」というのが「茶道」の理想。 季節の花や、野や草そうをそのまま「床の間」に生ける。 「わび」の精神に合致した花を生ける。 ※ 水 「茶道」では、水を選ぶことも大事だ。 古来、茶人たちは、おいしいお茶を点たてるために、谷川や井戸の名水めいすいを求めた。 ※ 菓子 茶席では、季節に合った美しい色とりどりの和菓子が出される。 菓子を紙(懐かい紙し)の上に取り分け、黒くろ文も字じ(黒文字の木から作った楊よう枝じ)で小さく切って食べる。 陶磁器や漆器などの器と、それに盛られた和菓子の調和は芸術作品だ。 ※ 懐紙 「懐ふところに入れておく紙」。菓子をのせたり、手を拭いたりする時に使う。 ※ 懐石かいせき 濃こい茶ちゃを主眼とする茶事で、主人が客にすすめる食事を「懐石」という。 昔、座禅をした僧が空腹と寒さをしのぐために「石を温あたためて、懐ふところの中に入れた」 という故事による。質素なものが多い。 ◎ 道具 ◎

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