日本という国
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145◇ 技わざと判定 「技」には、「投げ技」と「固め技」がある。 「投げ技」は、体たい落とし、背負い投げ、大おお外そと刈がり、大おお内うち刈り、など。 「固め技」は、袈裟固め、肩固め、十字締め、腕がらみ、十字固め、など。 試合の判定は、相手の背が畳につくなど、「技」がはっきり決まると「一本」で「勝ち」となる。 一本が決まらない場合は、「技あり」、「有効」、「効果」の回数により「優勢勝ち」を決める。 ======================================= [三・「剣道けんどう」] 防具を着けて、「竹刀しない」と呼ばれる独特の道具で戦うのが「剣道」だ。 古来の武術が発展した。「剣は人なり」という言葉がある。 「剣道」では剣の技術を習得するとともに、心を磨く。その人の心の修養や人間形成の面が大切にされる。 試合の始まりと終わりに、必ず互いに「礼」の挨拶をし、相手に敬意と感謝の気持ちを示す。勝った者がガッツポーズをしたりすると、勝ちが取り消される。 戦後、GHQ(連合国総司令部)の占領政策が続いた約7年間は、剣道は戦前の武士道の象徴と見なされ、学校や道場で全面禁止されていた。 だが、愛好者たちは増え続けた。現在では「剣道」を教育の一環として取り入れている学校も多く、各地に剣道の道場がある。 初段以上の有段者はすでに165万人(女性が47万人)を超えた。 1970年に国際剣道連盟(FIK)が設立され、3年ごとに世界剣道選手権大会が開催されている。2015年5月に東京で行われた第16回世界剣道選手権大会には、56カ国・地域から600人が参加した。 FIKには、2015年現在、57の国・地域が加盟している。

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