日本という国
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208 巻き寿司 いなり寿司 豆腐を薄く切って油で揚げた「油揚げ」を、醤油や砂糖で味付けして煮にたものを使う。 「油揚げ」を袋ふくろ状じょうにして、その中に酢飯を詰めたものを「いなり寿司」という。 「酢飯だけを詰めた」ものと、「椎茸しいたけ・ごぼう・人参などを刻んで味付けしてご飯に混ぜたものを詰めた」ものがある。 「いなり」と呼ぶのは、五ご穀こく(米、麦、粟あわ、豆、黍きび・稗ひえ)の神を祭る「稲荷いなり神社じんじゃ」の使者と言われる狐きつねの好物が「油揚げ」という言い伝え、から。 「焼き海苔のり」に酢飯を広げてのせ、卵焼きなどの具(食材)を並べ、円えん筒とう形けいに巻く。2㌢ぐらいの厚さに輪切わぎりにしたのが「巻き寿司」だ。「海苔巻き」ともいう。 「巻き寿司」の具は、卵焼きのほか、胡瓜きゅうり・干かん瓢ぴょう・椎茸しいたけ・高こう野や豆どう腐ふなど。 「胡瓜」だけの「かっぱ巻き」、マグロの刺身の「鉄てっ火か巻き」、納豆なっとうの「納豆巻き」、大根など野菜の漬物を入れた「お新しん香こ巻き」などがある。 ※手巻き寿司=家庭で作るのが「手巻き寿司」。半分ぐらいに切った「焼き海苔」に、自分で酢飯と具をのせて、手で巻きながら食べる。 司」が普及して、「すし」が手軽に食べられるようになった。値段の高い高級な「握り鮨」を売り物にする「回転寿司」も増えてきた。

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