日本という国
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214「すき焼き」四節= 鍋料理の一つ。薄切りの牛肉と、豆腐・ねぎ・春菊・しらたき(糸こんにゃく)などを、醤油、砂糖などで味付けしながら食べる。 牛ぎゅう鍋なべともいう。鶏肉を使うこともある。 名前の由来は、「鋤すき(畑を耕たがやすため柄えのついた鉄の農具)」の上で獣けものを焼いたことから。 日本人は明治維い新しんまでは牛や豚の肉を食べなかったが、江戸時代末期に船で日本にやって来た西欧人が食料として牛肉を求めた。 19世紀の中頃に横浜の外人居きょ留りゅう地ちで牛肉が売られるようになった。日本人に食べやすい「牛鍋」の店が現れ、牛肉などを食べる習慣が広まった。 「すき焼き」は、小こ鉢ばちに生卵を溶いて、肉などを入れて食べる。 普段、料理は母親の役割だが、「すき焼き」は、父親が肉や野菜を入れたり、味付けをしたりして、“主役”を演じることがある。

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