日本という国
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216【日本語】のいろいろに十章しょうじゅっ 一・「四よ字じ熟じゅく語ご」「四字熟語」=「四字熟語」は深みのある日本語だ。日常の会話や文章の中で頻ひん繁ぱんに使われている。中国の古い書物などに由来しているものもある。 (「二つの数字」を使った「四字熟語」と、その例文) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇「一いち期ご一いち会え」 「一生に一度会うこと。一生に一回だけ」ということ。茶さ道どうの言葉。 ・常に一期一会の気持ちで、人との出会いを大事にしなければならない。 一期=「人間が生まれてから死ぬまでの間」。一生、一いっ生しょう涯がいという意味。 ・一期の思い出に世界一周旅行をしてみたい。 ◇「一字千金」 「一つの文字が千金の値ね打うちがある」という意味で、文章の価値が高いこと。 ・彼の論文は実に素晴らしい。内容が幅広く、深みがあるだけでなく、文章が洗練せんれんされている。正まさに、一字千金の価値がある。 千金=「千両りょうの金」という意味。「多額の金銭」、「非常に高い価値」ということ。〈「両」は明治時代以前の金きん貨かの単位〉 ☆中国・北宋ほくそう時代の詩人・蘇そ軾しょくの『春夜』詩に「春しゅん宵しょう一いっ刻こく価あたい千せん金きん〈春の夜の一時は千金に値するほど素晴らしい〉がある。 ・先生の言葉は、千金の値打ちがある。 ◇「一いち汁じゅう一いっ菜さい」 「一種類のお汁と一種類の野菜のおかず」から、質素な食事のこと。 ・終戦直後の日本人の生活は貧しくて、国民の毎日の食事は、文字通り、一汁一菜だった。 ◇「一獲千金」 「一度にたくさんのお金を手に入れる」こと。 ・彼は、宝くじや競けい馬ばなど好きだ。いつも一獲千金の夢を見ている。

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