日本という国
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219利益にこだわること。 ☆中国の春秋時代に、宋そうの国で、ある人が猿さるに「どんぐり」のえさを「朝三つ、暮くれ(夕方)に四つ」やったところ、猿が怒った。そこで、逆に「朝四つ、暮れに三つ」やったら猿が喜んだという故事こじから。 ・彼は話が上手だから、朝三暮四のようなやり方に、気をつけた方がいい。 ◇「三寒四温」 「初春に三日間、寒さが続いた後、四日間、温おん暖だんな日が続くのを繰り返すこと」から、気候が段々暖かくなっていくこと。 ・春は名のみですが、これから、三寒四温で少しずつ、暖かくなっていくと思う。 ◇「再三再四」 「三度も四度も。しばしば」ということ。 ・彼は金遣かねづかいが荒いので、再三再四注意したが、なかなか直らない。 ◇「四し角かく四し面めん」 「四角ばっている」ことから、「すごく真面目なこと。堅苦かたくるしい」意味。 ・彼は四角四面の性格なので、冗談が通じない。 ◇「四し分ぶん五ご裂れつ」 「四つに分かれ、五つに裂さける」ことから、「いくつにも分裂すること。ばらばらで秩序がないこと」。 ・あの政党は、幹部がそれぞれ自分の思惑おもわくと考え方で勝手に行動している。四分五裂の状態だ。 ◇「四し苦く八はっ苦く」 人間が一生に味わう苦しみの総称。一般には、「さんざん苦労する」こと。 仏教で「四苦」は「生・老・病・死」の四よっつの苦しみのこと。これに、「愛する者と別べつ離りする」、「怨うらみ憎にくんでいる者に会う」、「求める物が得られない」、「人間の肉体と精神が思うがままにならない」の四つの苦しみを加えたのが八やっつの苦しみ、つまり「八苦」。 ・留学生の多くは、物価高やバイト探しで、日本で勉強するのに四苦八苦している。 ◇「四し捨しゃ五ご入にゅう」 「4以下の数字は切り捨て、5以上は切り上げる」こと。 ・1.4と1.8を、それぞれ四捨五入すると、1と2になる。 ◇「五ご臓ぞう六ろっ腑ぷ」 「人間の内臓のすべて。体全体」のこと。 「臓」とは「肝かん、心しん、脾ひ,肺はい、腎じん」の5つ。 「六腑」とは「大腸、小腸、胆たん、胃い、膀胱ぼうこう、三さん焦しょう(リンパ管かん)」の六むっつをいう ・寒い時に、お酒を飲むと、五臓六腑にしみわたる。

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