日本という国
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221◇「十人十と色いろ」 「人の好みや考え、性格はそれぞれ違いがあり、まちまちである」こと。 ・人の好みは十人十色だから、旅行計画をまとめるのは時間がかかる。 ◇「百戦百勝」 「百回戦たたかって百回勝つ」こと。「いつも勝つ」という意味。 ・彼のチームは、今年は百戦百勝の勢いきおいだ。 ◇「百人百ひゃく様よう」 「百人が百の様さま(姿)をしている」ことから、人はそれぞれ異なっているという意味。 ・将来の夢について、みんなの意見を聞いたが、様々な話が飛び出した。正に百人百様だった。 ◇「百ひゃっ発ぱつ百ひゃく中ちゅう」 「百発の矢やや弾だん丸がんを放って、百発すべてが的まとに命めい中ちゅうする」こと。 転じて、計画や予想などが、すべて思った通りに進むこと ・彼の予想は実によく当たる。正に百発百中だ。 ◇「百ひゃく聞ぶん一いっ見けん〈百聞は一見に如しかず〉」 「百回聞くより、一回でも、自分の目で見る方が確かである」ということ。 ・金きん閣かく寺じの素晴らしさは、いろいろ話には聞いていたが、京都に来て実際に見たら、その美しさがよく分かった。やっぱり、百聞は一見に如かずだ。 〈注〉如かず=及およばない。 ◇「千せん慮りょ一いっ失しつ〈千慮の一失〉」 「千回思し慮りょして、その中で一つ失しっ敗ぱいがある」ということから、思慮深い人 でも、時には過あやまちがあるということ。 ☆中国の『史記』。その中に、「智ち者しゃも千慮に必ず一失有り、愚ぐ者しゃも千慮に必ず一いっ得とく有り」とある。 「賢かしこい者でも時には思い違いもあり、愚おろかな者でも、いろいろ考えるうちに、たまには取とり得えのあることもある」という意味。 ・彼はいつも、よく考えて慎重に行動するからこれまで過ちを犯したことはないが、今度の失敗は、正に千慮の一失だった。 ◇「千載せんざい一遇いちぐう」 「千載」は千年。「千年に一回遇(会う)」ことから、きわめて珍しい機会、長い期間に、一回だけの絶好のチャンスのこと。

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