日本という国
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228 五・「擬ぎ音おん語ご」と「擬ぎ態たい語ご」 擬音語 擬態語 自し然ぜん界かいのいろいろな音おと、声こえ、物もの事ごとの状じょう態たいや動うごきを、「音おん」(字じ句く)で象しょう徴ちょう的てきに 表ひょう現げんした語を「擬音語」、「擬態語」という。「擬音語」と「擬態語」を総そう称しょうして「擬ぎ声せい語ご」という場ば合あいもある。 フランス語 でonomatopee(オノマトペ)という。 「擬音語」と「擬態語」の違ちがいは、実じっ際さいに「音おと」がするかどうか。 ◇ ◇ ◇ ◇ 人、動物、物が発する音(おと)を「音(おん)」(字句)で表現した言葉。つまり、「音おと」を真似まねた表現だ。例えば、「風がビュービュー吹く」、「雷がゴロゴロと鳴る」など。 ・メーメー(羊ひつじの鳴き声) ・ブーブー(豚ぶたの鳴き声) ・ドキドキ(心しん臓ぞうの鼓こ動どう) ・ドカン(爆発音、衝撃音) ・ガチャン(ガラスの割れる音) ・シトシト(雨の音) ・サワサワ(草の揺ゆれる音) ・ビリビリ(紙が破れる音) ・バタン(ドアの閉しまる音など) ―――――――――――――――――― 「音や声」を発する主体が同じでも、言語によって「表現」が異なってくる。 例えば、「犬が吠ほえる声」は、言語で次のように違う。 ・日本語―――wan-wan(ワンワン) ・英語――― bow-wow, bark-bark, woof-woof, arf-arf, ruff-ruff ・ドイツ語 ―――wau-wau ・フランス語 ――― ouaf-ouaf ・中国語――― wang-wang(汪汪)・韓国語――――― meong-meong 人や物の状態や感情など、本来、音おとを発しない事柄について、「音おん」(字 句)で表現した言葉。つまり、様子を表現した言葉だ。 例えば、「花びらが、ひらひらと舞う」、「クルクルと回転する」など。 ・ばらばら―――散らばっている様子 ・メロメロ―――惚ほれ込こんでいる様子

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