日本という国
40/235

036 「大学教育」 ※ 大学進学者が減少 大学進学を迎える日本の18歳の人口が2018年(平成30年)頃から減り始め、大学進学者が減っていくことを「2018年問題」という。 18歳人口は、1992年(平成4年)の205万人をピークに減少し、2009年には121万人に激減した。18歳人口は2009年以降、ほぼ横ばいの状態が2017年頃まで続き、推計では、2018年(平成30年)の118万人からさらに減少に転じ、2031年(平成43年)には104万人になる。 大学進学者数は、人口減少分がそのまま影響するため、2018年の65万人から2031年には48万人にまで落ち込むと見られている。 一方、2014年に51.5%だった大学進学率も、大きくは伸びない、と予測されている 大学は入学者数の減少で受験料や授業料などの収入が減り、経営的に「冬の時代」に入り、学生の獲得競争にしのぎを削っている。 2014年時点で、4割の私立大学が定員割れになり、2018年以降は潰つぶれる大学が、私立だけでなく、地方の国公立大学にまで及ぶと懸け念ねんされている。 ※「大学」の姿 大学、大学院、短期大学(短大)や高等専門学校(高専)が日本の高等教育機関だ。 4年制大学は783校ある。 北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、広島大学、愛え媛ひめ大学、九州大学、琉りゅう球きゅう大学などの国立大学が86校。 都道府県立などの公立大学が89校。 私立大学は604校で、全体の77%を占しめている。 短大は372校で、全体の94%(350校)が私立だ。 大学(4年制)と大学院の学生総数は287万6千人。このうち、女子大生は120万人で、全体の約42%。女子大生の比率は、12.4%だった1955年(昭和30年)以い降こう、年々上昇している。 4年制大学の約8割に大学院があり、修士課程を置く大学は584校、博士課程のある大学は436校だ。 短大の学生数は1995年の約49万8千人をピークに減少し、約14万人(88.2%が女子)になった。 ◇ 2003年に、特定分野で高度に専門的な職業人を育てる「専門職大学院」(専門職学位課程)が128大学に開設された。法科、教職、技術経営、会計、公共政策など。入学資格は大学卒、修業年限は3年。法曹ほうそう関係者(弁護士、裁判官、検察官) の養成を目的とした「法科大学院」は74大学が開設したが、司法試験の合格率が低く、定員割われもあり、見直しが進められている。

元のページ 

page 40

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です