日本という国
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038 「大学入試制度」 日本の大学入試制度は、「大学入試センター試験(センター試験)」を利用する「一般入試」を中心に行われている。このほか、「センター試験」を利用しない入試や、「推薦入学」や人じん物ぶつ本ほん位いの選抜を行う「AO入試」(アドミッションズ・オフィス)がある。 大学入試制度に関しては、様々な改革が進んでいる。 現在の「センター試験」は、2020年度(平成32年)から「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」に変わる。「センター試験」が「詰め込み式」の知識に偏かたよっていた、との反省から、「思考力」、「判断力」、「表現力」を重視する入試制度だ。「一いっ発ぱつ勝しょう負ぶ」の学力テストから「思考力や人物」を総合的に評価して、合ごう否ひを判定するもの。 また、2019年度(平成31年)から、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」が実施される。 文部科学省は、2020年度以降、各大学が「大学入学希望者学力評価テスト」と「高等学校基礎学力テスト」を活用して、「一般入試・推薦・AO入試」の区分をなくして、多様な能力を多元的に評価する「入試制度」を目指している。 ※ 大学入学資格 高校を卒業しなくても、「高校卒業程度認定試験」に合格すれば、大学入試の資格が得られる。 「高校卒業程度認定試験」は、国語、数学、理科、社会、英語の5教科・17科目の中から8~10科目合格すれば大学受験資格が得られる。毎年2回、実施される。 平成27年度(2015年)は2万6千人が受験した。 一部、高校2年生対たい象しょうの「飛とび入学」制度がある。 ※「大学入試センター試験(センター試験)」 大学入試の方法は、「大学入試センター試験(センター試験)」を利用するか、利用しないか、の二つだ。 「受験生の個性、能力、適性を多面的に評価し、個性的で特色ある選抜」を目的とした「センター試験」は1990年に始まった。6教科28科目の中から各大学が利用する教科・科目を自由に指定できる。2005年から英語のヒアリングが加わった。 「センター試験」の結果をどう利用するかは、各大学の判断。 受験生は、入学を希望する大学が指定する「センター試験」の教科・科目を受験。毎年1月中旬の土曜日・日曜日の2日間行われる。試験方法はマークシート方式。 ① 「センター試験」を利用する場合 2016年(1月16、17日)に行われた「センター試験」の受験者は53万6千人(現役高校生が8割、浪人ろうにんが2割)。 国立大学と公立大学はセンター試験を利用しなければならない。

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