日本という国
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045 の「使用済み核燃料を建屋上部の燃料プールから取り出す」作業の開始を目指している。 ・1、2号機は、2020年度内に「使用済み核燃料を建屋上部の燃料プールから取り出す」ことが目標。まだ、プール内にある建屋上部の作業にたどり着いていない。 その次の段階である「溶とけ落おちた核燃料の取り出し」はさらに困難な作業だ。 放射線量が高く、遠えん隔かく操そう作さロボでも容よう易いに近づけない。一いちから開発しなければならない「取り出し器具」や「保管容器」もある。 「廃炉」までの30~40年は、きわめて遠い道のりで、不確定なことが多い。 ◎「復ふっ旧きゅう率りつ」 「東日本大震災」から5年経過した時点、の震災前からの復旧率 ・道路や河か川せん堤てい防ぼう=9割 ・津波で被災した農地=74% ・主しゅ要よう漁ぎょ港こうの水みず揚あげ高だか=9割 ・震災前の売り上げに戻った水すい産さん加か工こう業ぎょう者しゃ=24% 《「2011年3月の発生」から「2014年5月頃まで」の「東日本大震災」の状況》 【「大おお地じ震しん」と「大津波」】 ※ 超ちょう巨きょ大だい地じ震しん 「東日本大震災」の震源は宮城県・牡お鹿しか半はん島とうの東南東約130㌔。 海うみ側がわと陸りく側がわのプレート(岩板がんばん)の境界面が最大50㍍以上ずれ、大きな地ち殻かく変へん動どうが起きた。 地震が起きた海域は、岩手沖から宮城、福島、茨いばら城き沖おきまで長さ約500㌔、幅約200㌔に及んだ。太平洋沿岸地域は、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉県など約500㌔にわたって被害を受けた。東北地方沿岸で、多くの街まちが様よう相そうを一いっ変ぺんした。 東北全体が東ひがしに引っ張られ、日本列島の形も変えた。 具体的には、宮城県の牡鹿半島が東に5.3㍍移動し、1㍍以上沈降ちんこうしたほか、宮城県や岩手県で約4㍍東に動き、約70㌢沈降した陸地もある。 宮城県沖の海底では東に31㍍の地殻変動が観測された。 「大震災」後、体に感じる余震が2011年末までに約7千回に上った。最大の余震は大地震から30分後に茨城県沖で起こったM7.7。 「大震災」では、家やビルを支えている地じ盤ばんがドロドロ状態になる「液えき状じょう化か」現象が各地で起きた。建物が沈んだり、傾かたむいたり、道路が陥かん没ぼつしたりした。 千葉県浦うら安やす市しなど東京湾沿岸だけで1万2千世帯以上が被害を受けた。

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