日本という国
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002 2012年(平成24年)12月の衆議院議員選挙(衆院選)で「自じ民みん党とう」が圧勝し、「自民党」と「公こう明めい党とう」による「自公連立政権」が発足ほっそくし、「安あ倍べ晋しん三ぞう内ない閣かく」が誕生した。 さらに、2014年(平成26年)12月の衆院選でも、与党の自民・公明両党が定数(475議席)の3分の2を超える326議席を獲得、「自公連立政権」は維持され、安倍首相は長期政権の足場を固めた。 2016年(平成28年)7月に行われた参議院議員選挙(参院選)で、自民党と公明党が改選議席(121議席)の過半数(61議席)を上回る70議席を獲得した。 この結果、2012年12月以来の「自公連立政権」による「安倍晋三内閣」が継続され、安倍首相が参院選直前に表明した「消しょう費ひ税ぜい増ぞう税ぜいの再延期」は有権者に受け入れられた。 しかし、「消費税の増税」(8%から10%)が「2019年10月まで」延期されたことで、「社会保障」の財源や「国の財政健全化」の目標達成に不安を抱えることになった。 ――――――――――― 「日本」の政治は、「経済再生」を最重要課題に、「財政健全化」、「社会保障」や子こ育そだて中の親が保育所などに申請しても入所出来ない児童が全国で3万人以上と言われる「待機児童」問題など、多くの課題が山積している。 そんな中で、「憲法」改正論議が新たな局面を迎えている。 2016年7月の参院選の結果、非改選議席を含めて「自民、公明」など、「憲法改正」に前向きな勢力が、憲法改正の国こっ会かい発はつ議ぎに必要な3分の2を占めた。これを受けて、安倍首相は「憲法審査会で議論しながら、国民的な理解が高まることを期待したい」と語った。 ――――――――――― 「マイナンバー制度」が2015年(平成27年)10月に施行され、2016年(平成28年)1月1日からスタートした。行政の効率化や国民の利り便べん性せい、公平・公正な社会の実現のため、住民票を有する国民一人ひとりに「12桁けたの個人番号」が配布された。 ――――――――――― 2016年(平成28年)7月に行われた東京都知事選挙で、元防衛大臣の小こ池いけ百ゆ合り子こ氏し(64)が当選した。政党の枠わくを超えた幅広い支持を集め、各政党の推薦を受けた2人の候補らを破った。女性知事は全国で7人目。東京都では初めて。 ――――――――――― 82歳になられた天てん皇のう陛へい下かは2016年(平成28年)8月、ビデオメッセージで、「80を越え,体力の面などから様々な制約を覚えることもあり」、「身しん体たいの衰えを考慮すると、全身全霊をもって象しょう徴ちょうの務めを果たすことが難しくなることを案じている」と話され、天皇の位くらいを生前に皇こう太たい子しに譲る「生せい前ぜん退たい位い」の「お気持ち」を明らかにされた。 皇室制度を定めた「皇こう室しつ典てん範ぱん」(法律)第4条は「天皇が崩ほうじたときは、皇こう嗣し(天皇の跡あと継つぎのこと)が、直ちに即位する」と定めている。皇こう位い継けい承しょうは天皇が亡なくなられた時しか想定していない。このため、政府は、皇室典範を改正しないで、「いまの天皇に限って生前退位を可能にする」特とく別べつ措そ置ち法ほうを制定する考えだ。 「特別措置法」では、退位後の天皇の名称や役割、後こう継けいの天皇との関係性などを新たに検討しなければならないなど、課題が多い。このため、「生前退位」の実現までには数年かかることも予想される。 天皇の位を皇太子に譲られた時は、「平成へいせい」の「元げん号ごう」が改められる。

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