日本という国
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「日本国憲法」にほんこくけんぽう三節=062 戦争に負けた日本は、天皇主権などを特色とする大だい日にっ本ぽん帝てい国こく憲法(明治憲法)を全面的に改め、1946年(昭和21年)11月3日、新しい「日本国憲法」を公布し、翌1947年5月3日に施行した。 ※ 三さん大だい基き本ほん原げん理り 日本国憲法の主な内容は、基本的人権の保障、国民主権、戦争の放棄、象しょう徴ちょう天皇制、議院内閣制、司法権の独立、地方自治、政教(政治と宗教)分離。 その中の 「基本的人権の保障」、「国民主権(主権在民)」、「戦争の放ほう棄き(平和主義)」 を、日本国憲法の「三大基本原理」と呼んでいる。 ① 基本的人権の保障 「生命、自由及び幸福を追つい求きゅうする権利」は、人間が生まれながらにして持っている人間固有の権利で、「侵おかすことのできない永久の権利」(第11条、第97条)、「最大の尊重を必要とする」(第13条)と規定されている。 「基本的人権」とは、 『個人の尊重』、 『自由権』(身体、思想・良心、信教、集会・結社けっしゃ・表現、学問、居きょ住じゅう・職業選択の自由、財産権の不ふ可か侵しん)、 『平等権』、 『参政権』(選挙権と被ひ選挙権)、 『生存権』、 『社会権』(教育を受ける権利、労働基本権・勤労者の団結権)、 『裁判請求権』など。 ② 国民主権(主権在民) 前文で「主権が国民に存することを宣言し、」と明記している。 大日本帝国憲法で主権者だった天皇の地位(天皇主権)は、新しい憲法で「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」(第1条)に変わった。 また、「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関」(第41条)と規定。 さらに、戦前は男子だけの選挙制だったが、新憲法では満20歳以上の成年による男だん女じょ平びょう等どうの普通選挙制になった。国民が政治の主人公、という制度が確立した。 ① 戦争の放棄(平和主義) 前文と第9条に、「平和主義、国際協調主義と戦争の放棄」が規定されている。

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