日本という国
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063・「前文」は、 「日本国民は、恒こう久きゅうの平和を念願し、、、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」、 ・「第9条」は、 「日本国民は、、、国際平和を誠実に希き求きゅうし、国権の発動たる戦争と、、、武ぶ力りょくの行使は、、、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」、 「、、、陸海空軍その他の戦せん力りょくは、これを保持しない。国の交こう戦せん権けんは、これを認めない」、 と、それぞれ明記している。 以上のように、憲法の基本原理は、「三権分立」、「議院内閣制」、「違憲立法審査権」などによって保障されている。 「三権分立」は、立法権は国会、行政権は内閣、司法権は最高裁判所と下級裁判所に、それぞれ属し、権力の集中を避けるための制度だ。 「議院内閣制」とは、国会で多数を占める政党が内閣を組織して、国民の代表者が政治を行い、内閣は国会に対して連帯責任を負うというもの。 「違憲立法審査権」は、法律などが憲法に違反していないかを審査する権限を裁判所が有すること。 ◇ 日本国憲法施行しこう60周年に当たっての「内閣総理大臣」談話 ◇ ――2007年(平成19年)5月3日、安倍晋三首相(当時)の談話(抜ばっ粋すい)―― 「戦後我が国は、国民一人一人の優れた英知と不ふ断だんの努力により、幾多の困難を乗り越えて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。この間、現行憲法の基本原則は広く国民に浸透し、我が国の今日の姿を築く上で極めて大きな役割を果たしてきました。また、恒久の平和を念願し、国際社会において名誉ある地位を占めたいとの憲法の精神は、日本の外交の基本となるとともに、国連平和維持活動の実施など、世界の平和と繁栄に対する我が国の積極的貢献へとつながっています。 憲法施行60年の節ふし目めに当たり、世界の人々が憧あこがれと尊敬を抱き、子どもたちの世代が自信と誇りを持つことができるような新しい日本の姿の実現に向けて、憲法の基本原則を改めて深く心に刻んで、更に前進する決意を新たにするものであります」 第九条と自じ衛えい隊たい 「憲法」に関かんしては、「自衛隊」が憲法第9条で保持を否定した「戦力」に当たるかどうか、つまり、自衛隊が「合ごう憲けん」か「違い憲けん」か、の問題が長年の懸案けんあんだ。 「憲法」第9条と「自衛隊」の問題について、 「合憲」の立場で「9条を改正して、自衛隊を国防軍への改編をめざす」自民党から、

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