中国の大学から届いた学生と先生の声

本当の「中日友好」に貢献

○王健宜(南開大学外国語学院教授・天津市) 2010年

 大森先生ご夫妻が個人の立場で、合計15回も実施された『中国の大学生、院生『日本語作文コンクール』は、中国で影響力と権威のある「コンクール」でした。中国全土の多くの大学が、日本語学習と日本理解を深めるために、積極的に参加しました。1993年と1994年に、南開大学(天津市)で行われた「第一回」、「第二回」の[表彰式]は、とても有意義で、楽しい思い出です。
 先生からいろいろなことを学びました。利益を求めず、中日友好のために努力されたご夫妻の精神は、中国の日本語学習者の心に記憶されることでしょう。
 私の授業では、「真の中日友好とは何か」について、いつも議論しています。その時、私は、本当の「中日友好」にご貢献し続けてきたご夫妻のことを、必ず学生に話します。じっと聞いている彼らの目の輝きから、彼らが中日友好の明るい未来を展望し、懸け橋になってくれる、と信じています。
 ご夫妻の活動は、中国の日本語教育を単なる「語学訓練型」から「文化理解型」に転換する上で大きく貢献されたと思います。特に、「個人の活動」として長い間続けてこられたことは、中国の人たちに大きな感動を与えました。中国の多くの学生と教師が、『日本語作文コンクール』に参加し、日本語教材の【日本】を活用して、日本と日本人への理解を深めただけでなく、ご夫妻の行動から、「中日友好」の原動力になる多大な精神力を頂きました。