中国の大学から届いた学生と先生の声

重要な民間人の役割

○劉愛君(大連工業大学教授・遼寧省大連市) 2013年

 中日関係は、国交正常化が実現する1972年以前から「民をもって官を促す」という民間主導の形で進められてきました。中日関係の発展は、“井戸を掘った”両国の先達が、努力を重ねて、友好の道を開いてきました。以来、各分野における民間交流は活発に行われ、両国の相互理解と協力を促進する上で重要な役割を果たしています。25年間活動を展開されてきた日本人夫婦、大森和夫・弘子先生の存在も忘れてはならないと思います。今後の中日関係において、これまで以上に民間人の役割が期待されることでしょう。時代を超えて、「共に生きていく」未来を創る原動力は民衆と民衆の交流です。身近な人との触れ合いの中にこそ、中日友好、世界平和への第一歩があると思います。