中国の大学から届いた学生と先生の声

日本語教師として、中日友好に全力を尽くします

○石金花(洛陽外国語学院教師・河南省洛陽市) 2007年

嬉しい報告を致します。日本語教師になることが決まりました。洛陽外国語学院で日本語を教えることは、夢みたいです。日本語の勉強を始める前に日本という国に対する印象は決していいとは言えませんでした。戦争の時、日本兵は中国などの人々を残忍に殺したということをテレビなどで知っていたからです。生まれてからずっと日本と日本人に対する知識はそれだけでした。でも、大学に入って日本語を勉強してから、日本と日本人をだんだん理解するようになり、私の対日観は変わりました。
 以前は日本人に対して全面否定的な態度でしたが、大森先生ご夫妻の活動を知ってから、日本でも中日友好のためにこれほど頑張っている人もいるのだと知って、日本人に対する印象が大きく変わったのです。そして、中日友好のために頑張らなきゃという使命感が沸いて、日本語教師になろうと決心したのです。表彰式で「理解不足による『日本嫌い』の中国の若者を一人でも減らしたい」と大森先生がおっしゃった話は、私に、中日友好に尽くそうという決心をさせてくださいました。中日関係は、歴史問題など、複雑な問題があります。私は、このような中日関係のために、せっかくの訪日のチャンスを逸して、悲しい思いをしました。中日関係を妨げる大きな原因は理解不足です。一人の日本語教師として、自分の知っている日本、これまでに出会った日本人のことを学生たちに伝えることによって、中日友好のために全力を尽くします