中国の大学から届いた学生と先生の声

ご夫妻の中日友好への固い意志

○宿久高(吉林大学外国語学院院長、中国日語教学研究会名誉会長) 2010年

 大森和夫先生ご夫妻は長い間、中国の日本語教育のために、一生懸命に努力し、貢献してくださいました。本の中日友好とは何かを、ご夫妻は、自らの行動で私どもに教えてくれました。1993年に「第一回・中国の大学生、院生『日本語作文』コンクール」を自費で始め、14回も続きました。作文の応募総数は1万6,346編に上ったそうです。その膨大な数の作文に目を通すだけでも大変な作業です。中国の学生の日本語作文を読んでいる先生ご夫妻の姿を想像すると、中日友好へのご夫妻の固い意志と中国の学生に対する愛が感じられます。ご夫妻のたゆまぬご努力は、中日関係の発展の担い手となる人材の育成に大いに役立ち、将来の中国と日本との文化交流に大きく貢献されるものと確信しております。私どもはもちろんのこと、日本語を勉強している学生も中日友好の将来を担うべき人材になることを誓いたい。