「季刊誌『日本』」は中国の日本語教育にかけがえのないもの
○林娟娟(厦門大学日本語学部教授・福建省厦門市) 2013年
2003年11月に洛陽の龍門石窟で大森先生ご夫妻と一緒に撮った写真を時々見ると、懐かしさと感激、感動で涙が目に溢れます。(「一部」二章、二節」参照)
1989年、中国人留学生の寮「後楽寮」(東京都文京区)で、初めて「季刊誌『日本』」を読んだ時、それは中国の日本語教育にとってかけがえのない大事なものと、つくづく感じました。それ以来、25年間、私は学部生や大学院生向けの授業で、ご夫妻が作られた「季刊誌『日本』」と、「日本語教材【日本】」を使ってきました。長い間、わが日本語学部の「日本概況」の教材として使われています。「日本語教材【日本】」は年々改訂され、もっと充実し、読みやすく理解しやすい教材になりました。【日本】は、中日友好の「架け橋」として中国人日本語学習者に日本への理解を深めさせたことは事実ですよ。先生ご夫妻が中国の日本語教育に25年間心血を注いでいらっしゃいましたことに厚く、深くお礼を申し上げます。